センター概要
outline和光会グループ 在宅医療部
訪問診療センターへようこそ
和光会グループの在宅医療の歴史は約100年前にまでさかのぼります。
当時、感染症が主な疾患であった時代に、いち早く自家用車を導入し、来院が難しい患者さんに往診を行っていました。その後、時代の変化とともに往診は訪問診療へと発展し、訪問診療単独ではなく訪問看護や様々な介護サービスを組み合わせることで、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることが可能となりました。
和光会グループは、施設介護に加え、看護小規模多機能型居宅介護や定期巡回・随時対応型訪問介護看護、小規模多機能型居宅介護といった新しい在宅サービスの先駆者として、多岐にわたる介護事業を展開しています。これらのサービスは、患者さんが住み慣れた自宅で質の高い医療とケアを受けながら生活を継続できるように支えています。
和光会グループ在宅医療部は、訪問診療センター、訪問看護センター、訪問介護センター、居宅介護支援センターから構成され、それぞれが密接に連携して医療と介護の垣根を越えた包括的な支援をワンストップで提供することが可能です。24時間365日体制で、患者さんとそのご家族が安心して在宅生活を送れるようサポートしています。
訪問診療センターでは、4つの医療機関を統括し、質の向上や業務効率化、そして職員の負担軽減に取り組んでいます。特に、重症度の高い患者さんや終末期ケアが必要な方々に対して、岐阜市およびその周辺地域で質の高い在宅サービスを提供しています。経験豊富な医師や看護師が専門知識を活かしながら柔軟に対応し、患者さんとそのご家族に寄り添ったケアを行っています。
在宅医療は、病院で行える医療に比べて一部制約があるものの、医師や看護師が自宅を訪問することで、より自然で安心感のある療養環境を提供できます。さらに、精神科や皮膚科といった専門的な治療を自宅でも受けられるよう、専門医の協力を得て、医療の幅を広げています。私たち和光会グループ 訪問診療センターでは、介護サービスとの密な連携を通じて、医療とケアを一体的に提供することにより、患者さんとご家族が安心して在宅での生活を送れる環境を整えています。
今後も、医療だけでなく、和光会ならではの総合的なサービスを提供し、患者さんとそのご家族に「在宅医療を受けて本当に良かった」と感じていただけるよう、一層の努力を続けてまいります。
和光会グループの理念
philosophyみんなを笑顔に。
私たちは、個性や違いを尊重し、
一人ひとりの笑顔を大切にします。
そのことが、家族や地域、そして私たち自身にも、
笑顔の輪を広げると信じています。
「 みんなを笑顔に。」
その未来のために、
和光会グループは歩んでいきます。
現状に満足せず挑戦し、地域をリードする
私たちはこれまでの歩みの中で、地域のニーズや課題に先駆的に取り組んできました。しかしながら、社会構造の変化や多様化するニーズや価値観の中で、現行の制度ではカバーしきれない課題が依然として存在します。
私たちは積極的にこれらの課題に取り組み、地域のスタンダードを作っていきます。
どんなときも、安心して笑顔で暮らせる地域社会の創造
人の生涯には、さまざまなことが起こり、自分だけでなく家族の困難にも直面します。そういったときに助けてくれる人やサービスが身近にあれば、どれほど安心でしょうか。
私たちは「どんなときも」に応えるサービスで、地域から必要とされる存在となり、安心して笑顔で暮らせる地域社会の実現に貢献します。
和光会グループが大切にする価値観
- 個人の尊重
- 自らが受けたいと思えるサービスの提供
- 成長を楽しむ
- 明るく、楽しく
- チーム和光会
- 安定した運営の継続
- 地域社会への貢献
- クリーン&フェア
在宅医療部 訪問診療センターの行動指針
actionACTION01
それぞれの患者さんの思いや価値観を尊重し、
「依頼して良かった」「家に帰って良かった」と
思っていただける支援を心掛けます。
ACTION02
介護など他事業所とのスムーズな連携を行います。
ACTION03
基本的に断らず、何事も迅速に対応します。
ACTION04
スキルアップや新たな知識の習得に努め、
自分自身の可能性も広げます。
在宅医療部 訪問診療センター
3つの特徴
feature
さまざまな専門分野に対応する医師の配置
当センターの訪問診療では、一般的な内科医師のほか、総合内科医、呼吸器内科医、循環器内科医、糖尿病治療医、緩和医療医、救急医療医などの多様な専門分野を併せ持つ医師が在籍し、担当医と協力して治療にあたります。その他にも精神科、整形外科、皮膚科の非常勤医師が所属しており、曜日を決めて巡回しています。
また高度医療が必要な場合は、岐阜大学病院、岐阜県総合医療センター、岐阜市民病院、大垣市民病院など地域の主要医療機関と連携した診療体制を有しています。継続的な入院治療が必要な場合は、和光会グループの山田病院に入院していただくことも可能です。
患者さんのライフスタイルや
家庭環境にあわせた療養環境での診療
自宅での療養は、住み慣れた家で家族で過ごせるという「生活の質」の観点からは望ましい療養環境ではありますが、独居の方や自宅では療養環境が整わない方のために、和光会グループでは「住宅型有料老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅」「グループホーム」「特別養護老人ホーム」など、様々な療養施設を多数有しております。これらの和光会グループの施設には、在宅医療部 訪問診療センターから定期的に在宅医が訪問し診療を行っています。
また、最大の特徴として、各施設に入所中の方はまるで病院に入院しているかのように、普段の病状(体温、血圧、脈拍、動脈血酸素飽和度など)はもちろん、急変時の症状を24時間体制で在宅医療部 訪問診療センター担当医やオンコール医に報告される仕組みを構築しています(和光会グループ以外の施設では対応できないところもあります)。
広いエリアで各連携施設と共に
「切れ目のないサービス」をご提供
訪問診療では、ひとつの医療機関が診療できる範囲が定められています。在宅医療部 訪問診療センターでは、和光会グループの4つの医療機関が訪問診療に対応することで、岐阜市内および近郊南東部の地域と本巣エリア(瑞穂市、本巣市、北方町)に加え、新たに和光会在宅クリニック大垣の開院に伴い、西濃エリアの一部(大垣市、安八町、神戸町など)の居宅にも訪問が可能となりました。
在宅医療部 訪問診療センターでは、今後も在宅医療を専門とする医療チームとして、広い範囲の専門医を採用し、看護師、薬剤師、セラピスト、介護士と協力して、広いエリアで「切れ目のない」医療を提供していきます。